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会見レポート

小久保裕紀 侍ジャパン代表監督 就任記者会見

2013年10月9日

 9日、野球日本代表『侍ジャパン』の小久保裕紀代表監督が野球殿堂博物館で就任記者会見を行いました。

 このたび、新生『侍ジャパン』野球日本代表監督になりました、小久保裕紀です。昨日、42歳の誕生日を迎えたばかりです。まだまだ若く、若輩者ですが、日本のために、精一杯、監督を務めていきたいと思っています。


小久保新監督

 まず、お忙しい中、これだけたくさんの方にお集まりいただきましてありがとうございます。
 最初にお話をいただいたときには、正直、監督経験のない私が、引き受けていいものだろうかと、迷いももちろんありました。しかし、人生、チャレンジすることに意義があり、「できるか、できないか」ではなくて、「やるか、やらないか」というところで、勇気をもって決断いたしました。この先、中長期的な視野で、日本全体、プロ野球のみならず、社会人、大学野球、そのトップチームの代表監督として、引き受けるわけですけれども、最終的には、やはり2017年のWBCの世界一奪還ということへ向けてのスタートになろうかと思います。その初陣として、来月予定されています台湾遠征、もちろん勝つことが大前提ではありますが、先ほど申しましたように、中長期的な視野ということになると、若いメンバーが中心に選出することになろうかと思います。
 初めての経験です。自分の監督像を含め、どのようなスタイルの野球をしていくかということは、今の時点ではっきりした思い描く像というのはありませんけれども、一番大切にしたいのは、今回の侍ジャパンの発足にあたって、プロ野球のみならず、日本野球が結束して、ひとつになっているという、そこのトップの監督なんだという自覚をしっかり持ったうえで、野球というものに取り組んでいきたい、強いチームをめざして作っていきたいと思っております。

――就任に至るまでの経緯、心境の変化など教えて下さい。

 最初のお話をいただいたときは正直、自分の中では想像していないことだったので、現実的に自分自身がその立場になったイメージというものが全く湧いてくることがなく、ただただ、驚きました。
 しかし、「結束」「日本野球のために」というお話をいただいたときに、それが私で力になれるのであればということで、福岡ソフトバンクの王会長にもご相談させていただきまして、「こういうものはやはりタイミングがあり、縁だ」というお言葉をいただき後押ししてもらって、最終的に自分の決断に至りました。

――侍ジャパンを率いるにあたって、どんなチーム作りをしたいですか?

 やはり若さというのが、現役選手としてはかなりベテランで引退したのですが、監督としては若いということになると思いますので、現役選手たちに近いということで、その選手たちの視点でと言いますか、コミュニケーションを含め、若く、勢いがあるというところは見せていきたいなと思っています。

――侍ジャパンに選出したい選手、イメージしている選手

 中長期的な視野に立った時には、2017年のWBC、また、2015年にはプレミア12という大会があるのですが、現時点では、4年後に主力になる選手という中でぜひともこの選手というような、4年間はやはり長い期間なので、なかなか個人名というのはここでは申し上げられません。次の台湾に向けては、おそらく若いメンバーが中心になります。ただ、パリーグはまだペナントレースも残っていますし、クライマックスシリーズ、日本シリーズもありますので、その上で動ける選手・体に不安を抱えていない選手を中心にということになるので。具体的には、今は選考中というところです。


小久保新監督

――小久保監督は非常にお洒落と聞いております。今日の会見にあたって、ネクタイ・チーフ等こだわりはありましたか?

 こだわりはないのですが、ネクタイはまだ一回もつけてないのを新調して用意してきました。今年は野球を外からみるという点で、一年間勉強してきたんですけども、そう言う中で、グラウンドに行くときは、やはり選手・監督の方に、失礼のないようにという思いでやってきました。しかし、そこまでこだわりというほどのものはございません。

――4年後を見据えて、監督としてどういったことから始めていきたいと考えていますか?

 私も昨年まで現役選手をしていたわけですので、時期的には3月というのは調整的にも難しいという選手の気持ちももちろんわかります。ただ、これから、やはり侍ジャパンのトップチームであるという魅力であったり、国を背負って戦うというところの意義であったり、また、選手たちにぜひともトップチームに入ってみたいと思われるようなチームにしていかないと、いい選手、そのときにしっかり日本のために戦ってくれる選手というのは集まらないと思いますので。そのような点で、小久保ジャパンに入ってみたいんだ、入りたいんだ、と思われるようなチームに、4年をかけて作っていかないといけないと思っています。

――日本の野球の強みとは?

 やはり投手力を中心とした守りというのは基本になってくると思います。これにプラスして、日本の野球で短期決戦の中で一番武器となってくるのは、やはり細かいプレー、送りバントが細かいプレーに入るのかどうかはわからないんですけれども、1点を取りに行く野球という部分を磨いていかない限りは、パワー・スピードでやはり圧倒される国に対しては厳しいのかなという思いもありますので。そういった細かさ、緻密さという部分の野球というのは、しっかり目指していきたいなと思っております。


記者会見は野球殿堂博物館で行われた。

――背番号とその理由をお聞かせ下さい。

 背番号は90番をつけさせていただくことになりました。あまり深い理由はないのですが、現役時代に一番愛着のあった背番号が9番だったものですから、9を入れたいなと。あとはジャイアンツさんでお世話になった時は6をつけていましたので、96もどうかなと思ったんですけど、ちょっと重たいかなというので、現役時代につけていた背番号を入れさせてもらうということで、90ということにさせてもらいました。

――現時点でスタッフ・コーチの具体的なイメージはありますか?

 メンバーについては検討している最中ですが、こういうメンバーでという、私の理想といいますか、イメージは「若い」、若いといっても、私より年下を探すのは困難かとは思うのですが、私自身も監督経験がないから、じゃあコーチの方々は国際経験が豊富でコーチ経験も豊富で、という選択にはならないのかなと思っております。 やはり共に成長、コーチスタッフも含め、長い目で見ると言いますか、今までWBC・オリンピックの経験ある方々に頼るということではない、新しいスタートになると思っています。

――小久保監督と同じ世代の方が中心になるのか?

 まだ最終的なメンバーには至っていないのですが、今その作業を進めている段階です。

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